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ベネズエラ、中国と融資条件改善で合意=副大統領

2016年05月17日(火)13時11分

 5月16日、ベネズエラは最大の債権者である中国との間で、融資条件を有利な形に見直す交渉で合意に達した。写真はロイターのインタビューに答えるペレス経済担当副大統領。ベネズエラの首都カラカスで撮影(2016年 ロイター/Marco Bello)

[カラカス 16日 ロイター] - ベネズエラは最大の債権者である中国との間で、融資条件を有利な形に見直す交渉で合意に達した。ペレス経済担当副大統領が16日、ロイターのインタビューで明らかにした。

ペレス氏は「われわれは今、わが国の現実に合わせた新しい取引上の条件に合意したと言える」と語り、ローンの期間や中国からの投資額、その他の非金融面の項目などすべての条件が改善したと説明した。

中国は過去10年間で、ベネズエラが原油を出荷するのを引き換えに約500億ドルを融資している。

従来の取り決めのままでは、原油価格下落でベネズエラが出荷しなければならない原油が多くなるため、融資条件の改善は同国にとっては大助かりになる。

ペレス氏は「ベネズエラが前に進むために重要な『酸素』が提供される」と表現した。その上でこうした融資条件見直しと輸入の大幅な削減、通貨安がベネズエラを「極めて困難な」局面から抜け出すのに役立つとの見方を示した。

それでもペレス氏は、ベネズエラでは来年末まで景気後退が続く公算が大きいと付け加えた。

ベネズエラ経済の悪化を受け、市場では同国政府もしくは国営石油会社PDVSAがデフォルト(債務不履行)を引き起こしかねないとの観測が浮上している。

これに対してペレス氏は、あらゆる債務返済の約束は尊重されると強調する一方、PDVSAの借り換えは債券保有者にとって有益になると述べた。

PDVSA総裁によると、現在同社は国際銀行団と債務の借り換え交渉を行っている。

ペレス氏は、PDVSAが借り換えする場合、政府が新しい債券を保証するために資産を提供する可能性があることも明らかにした。

ベネズエラの公定為替レートは現在、「DIPRO」と呼ばれる固定レートと「DICOM」という変動レートの2本建てで、DICOMは1ドル=400ボリバル超まで下落している。

ペレス氏はDICOMについて「われわれは為替レートの均衡点を模索している」とだけ語った。

民間の非公式取引レートは1100ボリバル近くとなっている。

ロイター
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