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ベトナム、一般人対象の南沙諸島クルーズを計画 中国は反発

2015年06月05日(金)19時02分

 6月5日、ベトナム政府は、一般国民を対象とした南シナ海の南沙諸島(英語名スプラトリー諸島)へのクルーズを計画している。写真は南沙諸島の警備を担当するベトナム軍兵士。2013年1月撮影(2015年 ロイター/Quang Le)

[ハノイ/北京 5日 ロイター] - ベトナム政府は、一般国民を対象とした南シナ海の南沙諸島(英語名スプラトリー諸島)へのクルーズを計画している。

クルーズは6日間で、定員180人、費用は800ドル(約10万円)。南沙諸島の2カ所の岩礁と2島を観光し、夜釣りや海鮮料理も楽しめるという。

ツアーの広告は「一生の思い出となる旅行を通じて、国民の誇りを取り戻し、領有権への意識を高める」などとしており、政治色が色濃く出ている。

中国外務省の報道官はこのクルーズ計画に対し、定例会見で、中国の主権の「侵害だ」と述べた。

同諸島や周辺海域をめぐっては、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、台湾が領有権を主張。中国は大規模な埋め立て工事を行い、各国からの非難を受けている。

ベトナムは、年内にも定期航空便の就航を計画している。

ロイター
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