ウェルズ・ファーゴＣＥＯ、信用状況「極めて良好」 悪化予想せず

　１０月２１日、米ウェルズ・ファーゴのチャーリー・シャーフ最高経営責任者（ＣＥＯ・写真）は、個人と企業の信用状況は依然として良好だとの認識を示した。写真は同日、ニューヨークで撮影（２０２５年　ロイター/Eduardo Munoz）

Lananh Nguyen　Nupur Anand

[ニューヨーク　２１日　ロイター] - 米ウェルズ・ファーゴのチャーリー・シャーフ最高経営責任者（ＣＥＯ）は２１日、個人と企業の信用状況は依然として良好だとの認識を示した。

ニューヨーク経済クラブで講演し「銀行システムにひび割れは見られない」と発言。信用状況は「極めて良好」であり、今後悪化するとは考えていないと述べた。

プライベートクレジット市場で融資が急増していることについても「システム上重大な問題だとは思わない」と述べた。

また、四半期ごとの決算発表から半期ごとの決算発表に移行することを支持すると表明。「開示要件が半年ごとになっても、企業が四半期ごとに何らかの情報を報告することに変わりはない」と述べた。

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が経済のリスクに先回りして利下げを継続するとの見方も示した。「一定の追加利下げという考え方は、リスク管理だ」と述べた。