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VW、生産休止計画 ネクスペリア半導体供給問題とは無関係

2025年10月22日(水)08時02分

 10月21日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、主要2車種の生産を一時停止する準備を進めていることを明らかにした。独ウォルフスブルクで2024年5月撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer)

Rachel More

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は21日、主要2車種の生産を一時停止する準備を進めていることを明らかにした。

中国系半導体企業ネクスペリアを巡る対立がサプライチェーンを圧迫している問題が原因ではないと述べた。

広報担当者がロイターに明らかにした。今週「ゴルフ」と「ティグアン」の生産を一時停止するが、秋の休日に合わせて在庫問題に対処することが目的。「以前から計画されていた」ものだという。生産の一時停止は今週末までに終わる予定。

地元紙ビルトは、部品業者の話として、ネクスペリアを巡る対立が原因だと報じていた。

オランダ政府は先月30日、知的財産権を巡る懸念からネクスペリアを管理下に置いた。これを受け、中国政府は同社の完成品輸出を禁止した。

ネクスペリアの半導体は高度なものではないが、自動車に大量に使用されており、自動車生産に支障をきたす可能性が懸念されている。

VWはネクスペリアの問題が事業に及ぼす影響を調査していると表明した。

ロイター
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