ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=反発、PCEがほぼ予想通り 週足では下落

2025年09月27日(土)06時23分

米国株式市場は反発して取引を終えた。2013年10月撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。米インフレ指標がほぼ予想通りだったことを受けた。ただ、主要3指数は週間では下落となり、S&P500とナスダックは3週連続の上昇に終止符を打った。

米商務省が26日発表した8月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.7%上昇した。経済活動の3分の2以上を占める個人消費支出は前月比0.6%増。7月の0.5%増から加速し、市場予想の0.5%増を上回った。

市場参加者は今週の経済指標を懸念しており、景気回復の兆候と米連邦準備理事会(FRB)による追加利下げへの期待を比較検討している。

グラナイト・ウェルス・マネジメントのマネージングディレクター、ブルース・ザロ氏は、投資家はFRBの今後の政策の方向性を見極めようとしており、四半期末に向けて準備を進めていると述べた。

トラックメーカーのパッカーは5.2%上昇。トランプ米大統領は25日、10月1日から大型トラックの輸入に25%、ブランド医薬品および特許取得済みの医薬品に100%の関税を課すと表明した。

米製薬大手イーライリリーも1.4%上昇した。

ゲーム大手のエレクトロニック・アーツ(EA)は14.9%急騰。非公開化に向けて協議を進めているという報道を受けた。

コストコホールセールは2.9%下落。四半期決算が弱材料となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を2.25対1の比率で上回った。

ナスダックでも1.69対1の比率で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は169億8000万株。直近20営業日の平均は181億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 46247.29 +299.97 +0.65 46101.4 46353.0 46051.9

5 3 2

前営業日終値 45947.32

ナスダック総合 22484.07 +99.37 +0.44 22403.2 22488.1 22285.4

7 8 4

前営業日終値 22384.70

S&P総合500種 6643.70 +38.98 +0.59 6615.38 6648.97 6604.43

前営業日終値 6604.72

ダウ輸送株20種 15730.52 +65.54 +0.42

ダウ公共株15種 1114.36 +17.30 +1.58

フィラデルフィア半導体 6305.05 +20.38 +0.32

VIX指数 15.29 -1.45 -8.66

S&P一般消費財 1918.05 +27.39 +1.45

S&P素材 565.17 +5.86 +1.05

S&P工業 1291.77 +11.15 +0.87

S&P主要消費財 867.75 -0.95 -0.11

S&P金融 896.65 +6.35 +0.71

S&P不動産 263.64 +2.71 +1.04

S&Pエネルギー 703.64 +6.78 +0.97

S&Pヘルスケア 1580.59 +15.36 +0.98

S&P通信サービス 426.53 +0.56 +0.13

S&P情報技術 5537.00 +11.42 +0.21

S&P公益事業 440.94 +6.89 +1.59

NYSE出来高 11.90億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 45215 + 165 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 45130 + 80 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:米国目指すインド人学生に試練、トランプ政

ワールド

国連の対イラン制裁復活へ、安保理で中ロの延期案否決

ワールド

トランプ氏、ウクライナへの長距離兵器供与・使用制限

ビジネス

米国株式市場=反発、PCEがほぼ予想通り 週足では
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 3
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国はどこ?
  • 4
    琥珀に閉じ込められた「昆虫の化石」を大量発見...1…
  • 5
    砂糖はなぜ「コカイン」なのか?...エネルギー効率と…
  • 6
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 7
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 10
    【クイズ】ハーバード大学ではない...アメリカの「大…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがたどり着ける「究極の筋トレ」とは?
  • 4
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 9
    「ミイラはエジプト」はもう古い?...「世界最古のミ…
  • 10
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中