ダルトン、グリコ株の保有比率10%超 「経営陣に対話要求も」

8月22日、アクティビスト(物言う株主)の米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが江崎グリコ株式の保有比率を9.23%から10.27%に引き上げたことが同日提出の変更報告書で分かった。写真はグリコのロゴ。2014年10月、埼玉県北本市で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Kentaro Okasaka
[東京 22日 ロイター] - アクティビスト(物言う株主)の米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツが江崎グリコ株式の保有比率を9.23%から10.27%に引き上げたことが22日提出の変更報告書で分かった。報告義務発生日は15日。
保有目的は投資および経営陣への助言、状況に応じて重要提案行為などを行うこととし「(グリコの)財務的健全性および市場での地位が株価に反映されていない」と指摘。全株主のために株式価値を高める方法を話し合うことを目的とし、経営陣に対話を要求する場合があるとしている。
ダルトンは3月、江崎グリコの定時株主総会で、株主・投資家の視点からの資本コスト開示や、1年以内の総額270億円の自社株買いの実施などを株主提案したが、否決されている