ニュース速報
ビジネス

シャープ、今期の営業益予想を上方修正 車載向けディスプレー好調

2025年08月08日(金)16時57分

 8月8日、シャープは2026年3月期通期の連結営業利益予想を従来の200億円から300億円(前年比9.7%増)に上方修正した。写真は同社のロゴ。2016年10月、幕張メッセで撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

Kentaro Okasaka

[東京 8日 ロイター] - シャープは8日、2026年3月期通期の連結営業利益予想を従来の200億円から300億円(前年比9.7%増)に上方修正した。PC事業などの業績の上振れを反映した。IBESがまとめたアナリスト6人の営業利益予想の平均値306億円とほぼ同水準。

25年4-6月期の連結営業損益は153億円の黒字(前年は58億円の赤字)となった。白物家電などのブランド事業は競争環境激化や円高の影響で減収だったが、ディスプレーデバイスは米関税に絡む駆け込み需要のあった車載向けやPC・タブレット向けが伸長し、増益となり、コスト低減や構造改革効果で営業赤字が大幅に縮小した。

米関税の影響はPCやディスプレーで134億円を見込む一方、対策を講じて実際の影響額は37億円にとどめる計画としている。 通期業績予想は以下の通り。

項目 従来予想 今回修正予想 前年比

売上高 18500 18700 △13.4

営業利益 200 300 9.7

純利益 100 320 △11.3

配当 未定 未定

※単位:売上高・利益は億円、前年比は%、△はマイナス

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

自民党、総裁選の前倒しを判断へ 両院議員総会で決定

ワールド

アングル:防空壕で生まれた命に未来託す、戦争で人口

ワールド

焦点:「石破降ろし」予算編成に飛び火も、今秋逃せば

ワールド

中国乗用車販売、7月は前年比+6.9%に鈍化 ハイ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 2
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 5
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 6
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 7
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 8
    バーボンの本場にウイスキー不況、トランプ関税がと…
  • 9
    経済制裁下でもロシア富豪はますます肥え太っていた…
  • 10
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 8
    メーガンとキャサリン、それぞれに向けていたエリザ…
  • 9
    こんなにも違った...「本物のスター・ウォーズ」をデ…
  • 10
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 5
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 10
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中