米6月建設支出、前月比0.4%減 一戸建て住宅への投資が急減

米商務省が1日発表した6月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.4%減少した。2020年2月撮影(2025年 ロイター/Lucas Jackson)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米商務省が1日発表した6月の建設支出(季節調整済み)は年率換算で前月比0.4%減少した。住宅ローン金利の上昇と在庫の増加により一戸建て住宅プロジェクトへの支出が急減した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は変わらずだった。6月の前年同月比は2.9%減少だった。
5月は前月比0.3%減から0.4%減に下方修正された。
6月の民間部門の建設支出は0.5%減少した。住宅建設は0.7%減少し、特に新築一戸建て住宅への支出が1.8%急減した。
米政権の関税措置を巡る不確実性の高まりを背景に、住宅ローン金利は高止まりしている。また、新築住宅の在庫は2007年末以来の水準にある。
集合住宅への支出は横ばいで推移した。オフィスや工場などの民間非住宅施設は0.3%減少した。
一方、公共部門の建設支出は0.1%増加した。州および地方政府の建設支出は0.5%増加した一方、連邦政府の支出は4.4%減少した。