印マルチ・スズキ、４─６月期は予想外の増益 輸出好調で

　７月３１日、スズキの子会社でインド自動車最大手マルチ・スズキが発表した第１・四半期（４─６月）決算は、純利益が３７１億２０００万ルピーと前年同期の３６５億ルピーから増加した。写真は、インド・ニューデリーで５日間にわたり開催されたインドのモーターショーで同社のブースを訪れる人々。１月撮影（２０２５年　ロイター/Priyanshu Singh）

[３１日 ロイター] - スズキの子会社でインド自動車最大手マルチ・スズキが３１日に発表した第１・四半期（４─６月）決算は、純利益が３７１億２０００万ルピーと前年同期の３６５億ルピーから増加した。輸出の好調と営業外収益の急増が利益を押し上げた。ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想は３１０億５０００万ルピーの減益だった。

総販売台数は前年同期比１．１％増となった。輸出が３７％増加した一方、国内販売は６％減少した。

輸出の増加と４月に実施した値上げにより、第１・四半期売上高は前年同期比８．１％増の３６６２億５０００万ルピー（４１億８０００万ドル）となった。

総経費は前年同期比１１％増の３５４０億２０００万ルピーとなったが、前期比では５．４％減少した。原料価格の上昇や販促費用の増加にもかかわらずコスト抑制に努めたことが奏功した。