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LSEG、上半期総利益が増加 サブスクリプションは伸び鈍化

2025年08月01日(金)14時08分

7月31日、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が発表した上半期決算は増益となった。ロンドンの同本社で4月撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)

Pushkala Aripaka

[31日 ロイター] - LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が31日発表した上半期決算は増益となった。ただ、サブスクリプションの伸びが鈍化したことが影を落とした。

中間配当は約15%引き上げ、最大10億ポンド(13億3000万ドル)の自社株買い計画も発表した。

総利益(回収分を除く)は44億9000万ポンドと、為替変動の影響を除いたベースで7.8%増加。アナリスト予想は7.5%増だった。

2025年通期の総利益(回収分・為替変動の影響を除く)については6.5─7.5%増との見通しを維持し、利益率の改善を見込んだ。

デービッド・シュウィマー最高経営責任者(CEO)は「資本市場と世界経済の大きな変動にもかかわらず、当社は力強く一貫した成長を実現した」とし、技術の進歩や規制環境の変化に伴いデータ需要は高まっていると述べた。

ただ、アナリストが注視する経常収益の指標、年間サブスクリプション価値(ASV、為替変動の影響を除く)は6月末時点で5.8%増と、第1・四半期末の6.4%増から伸びが鈍化した。

ジェフリーズのアナリストは、LSEGの顧客による旧製品からの切り替えや競争上の圧力により、ASVの伸びは第3・四半期末までに5.5%前後へとさらに低下する可能性が高いとの見方を示した。

ロイターはLSEGのニュース・データ端末「Workspace(ワークスペース)」にニュースを提供している。

ロイター
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