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伊藤忠の4─6月期、資産売却で純利益37%増 非資源が伸長

2025年08月01日(金)13時57分

 8月1日、伊藤忠商事が発表した2025年4─6月期の連結業績(国際会計基準)は、純利益が前年同期比37.4%増の2839億円だった。写真はロゴ、2016年11月に東京で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 1日 ロイター] - 伊藤忠商事が1日に発表した2025年4─6月期の連結業績(国際会計基準)は、純利益が前年同期比37.4%増の2839億円だった。資産売却が利益を押し上げた上、コンビニエンスストアやアパレルなど非資源の分野が伸長し、4─6月期として過去最高だった。

タイ財閥チャロン・ポカパングループの中核企業や、仏植物油メーカーのプロバンス・ユイルなどの売却益約1030億円を計上した。金属やエネルギーなど資源分野は市況下落の影響を受けたものの、食料事業やファミリーマート、デサントなど非資源が伸長した。

純利益に占める非資源分野の割合は前年同期の77%から90%に拡大した。米国の関税措置による影響は軽微だったとしている。

26年3月期の通期予想は据え置き、純利益9000億円のままとした。アナリスト10人の予想平均9055億円とほぼ同水準。

四半期業績と通期見通しは以下の通り

項目 四半期実績 前年比 通期予想(今回) 前年比 従来予想

期間 4─6月 - 25年4月─26年3月 - -

売上高 35589 △1.1 - - -

営業利益 1707 △10.4 - - -

純利益 2839 37.4

9000

2.2 9000

配当 - - 200.00(無) - -

※単位:売上高・利益は億円、配当は円、前年比は%、△はマイナス、「有無」は配当の修正の有無

ロイター
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