アップル、7─9月売上高見通しが予想上回る 関税コスト11億ドル

米アップルが31日に発表した第3・ 四半期(6月28日まで)決算は、売上高と利益が共に市場予想を大きく上回った。ニューヨーク市で5月撮影(2025年 ロイター/Adam Gray)
Stephen Nellis
[サンフランシスコ 31日 ロイター] - 米アップルが31日に発表した第3・四半期(6月28日まで)決算は、売上高と利益が共に市場予想を大きく上回った。トランプ米大統領の関税を回避するために一部の消費者がiPhoneを早めに購入したことが一因とみられる。
アップルが事前に示す売上高見通しは控えめなことが多いが、今回はアナリスト予想をいつも以上に大幅に上回った。またLSEGによると、4─6月売上高の上振れ幅は、%ベースで少なくとも過去4年間で最大だった。
今四半期の売上高見通しも市場予想を上回った。ケバン・パレク最高財務責任者(CFO)は、7─9月期の売上高は「1桁台半ばから後半」の成長を見込んでいると述べた。LSEGがまとめたアナリスト予想は3.27%増の980億4000万ドル。
一方、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は電話会議でアナリストに対し、4─6月の関税コストは8億ドルで、7─9月は11億ドルが見込まれると語った。
4─6月の売上高は前年同期比約10%増の940億4000万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想の895億4000万ドルを上回った。1株当たり利益は1.57ドルと、予想の1.43ドルを上回った。
アップルの株価は時間外取引で3%上昇。予想発表後に上昇幅が拡大した。
主要商品別の売上高は、iPhoneが13.5%増の445億8000万ドル。予想の402億2000万ドルを上回った。
アップルは米国向け製品の生産をシフトしており、iPhoneはインドから、Mac(マック)やアップルウオッチなどのその他の製品はベトナムから調達している。
多くのアップル製品が直面する可能性のある最終的な関税はまだ流動的で、同社の製品の多くは現在免除されている。米国を含み関税の影響を受ける可能性のある米州セグメントの売上高は9.3%増の412億ドルだった。
大中華圏の売上高は153億7000万ドル。前年同期から増加したほか、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想の151億2000万ドルを上回った。アップルは同市場で、デバイスへの人工知能(AI)機能導入の承認で長い遅れに直面している。
大中華圏の売上高は1─3月は前年同期比で減少していた。
クックCEOは、その一部は中国におけるスマートフォン市場活性化のための補助金制度によるもので、アップル製品の一部を押し上げたと指摘。「補助金の影響がフルに出た最初の四半期だった」と述べた。
<早期購入>
ロイターとのインタビューでクック氏は、iPhone、マック、アップルウオッチのアップグレードが記録を更新したと述べた。クック氏によると、4─6月の売上高伸び率のうち約1%ポイント分が、関税引き上げの可能性を前に顧客が前倒しで購入したことによるものと推定されるという。
アップルウオッチなどを含むウエアラブル端末事業の売上高は74億ドル。予想の78億2000万ドルに届かなかった。マックの売上高は80億5000万ドルと、予想の72億6000万ドルを上回った。iPadの売上高は65億8000万ドル。予想の72億4000万ドルを下回った。
粗利益率は46.5%と、予想の45.9%を上回った。第4・四半期の粗利益率見通しは46─47%で、予想の45.9%を上回った。
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