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「ザラ」親会社、夏商戦低調スタート 関税リスク下押し

2025年06月11日(水)16時16分

 6月11日、ファストファッションブランド「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスが発表した第1・四半期(2─4月)決算は、売上高が市場予想を下回った。写真は2022年11月、ブリュッセルにあるザラの店舗で撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[マドリード 11日 ロイター] - ファストファッションブランド「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスが11日発表した第1・四半期(2─4月)決算は、売上高が市場予想を下回った。足元の夏商戦も予想以上に伸びが減速している。

5月1日─6月9日の売上高伸び率(為替調整後)は6%。前年同期(12%)の半分で、アナリスト予想(7.3%)を下回った。

第1・四半期の売上高は82億7000万ユーロ(94億4000万ドル)で、LSEGが集計したアナリストの平均予想(83億6000万ユーロ)を下回った。

純利益は0.8%増の12億3000万ユーロ。

インディテックスは売上高伸び悩みの理由を明らかにしなかった。2025年3月通期の10.5%増収を「非常に堅調」とした上で、第1・四半期を「堅調」と評価した。バーンスタインのアナリストは、世界売上の15%を占めるスペインの天候不良も影響したと指摘した。

インディテックスは、貿易リスクに起因する為替変動の影響が想定以上になるとし、3月に1%と予想していた2025年度売上高へのマイナス影響を3%に修正した。

ロイター
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