日野、三菱ふそうと26年4月に統合 羽村工場をトヨタに売却

　６月１０日、日野自動車は、三菱ふそうトラック・バスと２０２６年４月１日に経営統合すると発表した。写真は日野自動車のロゴ。２０１７年１０月、都内で撮影（２０２５年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

［東京　１０日　ロイター］ - 日野自動車は１０日、三菱ふそうトラック・バスと２０２６年４月１日に経営統合すると発表した。それぞれの親会社のトヨタ自動車とダイムラートラックが持ち株会社を設立し、日野と三菱ふそうが傘下に入る。日野はトヨタに羽村工場（東京都羽村市）を売却することも発表した。

持ち株会社は上場し、トヨタとダイムラーは株式を２５％ずつ保有する。議決権比率はトヨタが１９．９％、ダイムラートラックが２６．７％となるよう調整する。

日野は、トヨタのスポーツ多目的車「ランドクルーザー」などの生産を手がける羽村工場をトヨタに１５００億円で売却する。また、トヨタに普通株と種類株を割り当て約２０００億円を調達し、トヨタからの借入金の返済に充てる。