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完全失業率4月は2.5%、有効求人倍率1.26倍 ともに前月と同水準

2025年05月30日(金)09時06分

 5月30日、総務省が発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月から横ばいだった。写真は都内で15日撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 30日 ロイター] - 政府が30日に発表した4月の雇用関連指標は完全失業率が季節調整値で2.5%と前月から横ばいだった。有効求人倍率は1.26倍で、前月と同水準だった。

ロイターの事前予測調査で完全失業率は2.5%、有効求人倍率は1.26倍が見込まれていた。

総務省によると、4月の就業者数(原数値)は6796万人と、前年同月比で46万人増加。正規の職員・従業員数は3709万人と比較可能な2013年以降で過去最多となった。非正規の職員・従業員から正規への移動や、学生などの就職などが挙げられるという。

総務省の担当者は、就業者数が高水準で推移していることや、完全失業率が低位で安定していることを踏まえると「現在の雇用情勢は悪くない」とみている。

<有効求人数、有効求職数とも増加>

厚生労働省によると、4月の有効求人数(季節調整値)は前月に比べ0.3%増加した。製造業や建設業など人手不足の業種で新規求人数が増加。医療・福祉の需要拡大で求人が増加傾向にあるという。

有効求職者数(同)は0.2%増加。物価高騰による先行き不安などから求職活動を始めたり、ダブルワークの職を探したりする動きがあったという。

ロイター
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