スイス中銀、物価目標割れ防止へ為替介入やマイナス金利で対応の用意=総裁

5月6日、スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のシュレーゲル総裁は物価上昇率が目標圏を割り込むのを防ぐため、為替介入に動くとともに政策金利をマイナスまで引き下げる用意があると述べた。写真は2023年3月、チューリヒにある同行本部で撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリヒ 6日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のシュレーゲル総裁は6日、物価上昇率が目標圏を割り込むのを防ぐため、為替介入に動くとともに政策金利をマイナスまで引き下げる用意があると述べた。
5日に発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で横ばいと、4年ぶりの低水準に落ち込んだ。これはSNBが示す目標圏(0-2%)の下限となった。
これを受け、SNBは6月19日に開く次回会合で政策金利を現行の0.25%からゼロに下げることを決めるとの観測が強まっている。市場では、年内にマイナス金利を採用する可能性があるとの見方もある。
シュレーゲル氏は、SNBとして物価上昇率鈍化は想定済みで、現在はどのような政策判断をするかに関心を注いでいると説明。「マイナス金利は誰も好まず、SNBもそれは同じだ。しかしそうしなければならないとすれば、政策金利を再びマイナスに戻す準備が整っているのは間違いない」と語った。
足元で市場に不確実性が漂っている点を認めつつも、物価安定こそがSNBの重要な優先事項であることに変わりはないとして「われわれは何が起ころうと自分たちの使命を達成する決意だ」と付け加えた。
またシュレーゲル氏は、スイスフランが過去数週間で上昇し、外需の鈍化や経済的な不透明感に苦しむスイスの輸出企業にとって新たな問題を引き起こしていると指摘。「これまで数四半期にわたり、われわれは常に必要なら為替介入する態勢を敷いていると発言してきた」と強調した。
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