GM、通期利益予想引き下げ 関税の影響最大50億ドル

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、2025年通期利益予想に関税の影響を反映させ、従来予想から下方修正した。上海の中国本社で2022年撮影(2025年 ロイター/Aly Song/File photo)
Kalea Hall
[デトロイト 1日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は1日、2025年通期利益予想に関税の影響を反映させ、従来予想から下方修正した。
GMは先月29日、トランプ米政権の自動車関税の軽減措置の発表を控えて通期予想を撤回していた。
今回示した予想は、現在の規制・政策環境を踏まえた関税関連の影響を40億─50億ドルと見積もり、調整後利払い・税引き前利益(EBIT)を100億─125億ドルと予想した。従来予想は137億─157億ドルだった。
バーラ最高経営責任者(CEO)は株主への書簡で、貿易、その他の政策が変化し続ける中、トランプ政権との強固な対話を維持する方針を示した。
「現在行われている主要な貿易相手国との交渉も影響を与える可能性がある」と述べた。