午後3時のドルは144円近辺へ上昇、日銀会合後に円売り進展

5月1日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から約1円ドル高/円安の144円近辺で取引されている。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
Atsuko Aoyama
[東京 1日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から約1円ドル高/円安の144円近辺で取引されている。日銀の金融政策決定会合を経て円売りが進み、ドルは2週間半ぶり高値に上昇した。市場では、日銀の展望リポート(経済・物価情勢の展望)で基調的な物価上昇率が目標の2%に到達する時期が後ずれしたことが注目を集めており、今後の利上げに関する植田和男総裁の会見での説明に関心を寄せる声が聞かれた。
朝方から正午前にかけ、143円近辺から前半での小動きで推移していたドルは、日銀が金融政策の現状維持を公表すると買いが急速に強まった。その後も緩やかなドル買い/円売りの流れは続き、ドルは午後2時半ごろに144.25円まで買われ、4月14日以来2週間半ぶりの高値を付けた。
日銀は展望リポートで、消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)の見通し中央値について、25年度をプラス2.4%からプラス2.2%に、26年度をプラス2.0%からプラス1.7%に下方修正。実質国内総生産(GDP)見通しの中央値は、25年度を前回のプラス1.1%からプラス0.5%に、26年度をプラス1.0%からプラス0.7%にそれぞれ引き下げた。
日銀が「見通し期間後半」と表現した基調物価2%の目標到達時期は、今回から見通し期間が27年度まで延長されたため、目標到達時期が事実上後ずれした。
SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人・金融市場調査部長は「下方修正の幅が大きく、このままでは利上げができない雰囲気」だとの見方を示す。各国の通商政策などの影響で海外経済が減速し、企業収益が下押しされることなど下振れリスクを挙げる一方、利上げのスタンスは崩しておらず、会見でその「矛盾点」に関する説明に注目していると話した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 144.04/144.06 1.1299/1.1302 162.80/162.85
午前9時現在 143.02/143.03 1.1321/1.1324 161.95/161.96
NY午後5時 143.07/143.08 1.1328/1.1329 161.97/162.03
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