ニュース速報
ビジネス

ユーロ圏インフレ率、ECBが望むほど低くない=独連銀総裁

2024年09月19日(木)00時18分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁(写真)は18日、ユーロ圏のインフレ率は依然としてECBが望むほど低くないため、物価上昇圧力を解消するには金利を十分に高い水準に維持する必要があるとの見解を示した。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は18日、ユーロ圏のインフレ率は依然としてECBが望むほど低くないため、物価上昇圧力を解消するには金利を十分に高い水準に維持する必要があるとの見解を示した。

ECBは12日に開いた理事会で0.25%ポイントの利下げを決定。今年2回目の利下げだった。

ナーゲル氏はフランクフルトで行った講演で「インフレは現在、われわれが望む水準に達していない」と述べ、12月に追加利下げが実施される可能性を否定しなかったものの、ハードルはまだ残っているとの考えを示した。

その上で、今後入手される経済指標次第で、金利変更のペースが変わる可能性があると指摘。「インフレ率が中期的に2%とする目標に戻るまで、金融政策の方向性を十分に制約的な状態に維持する必要がある」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国国慶節、旅行者数増加でも消費振るわず コロナ前

ワールド

中国、EU産ブランデーに反ダンピング措置 EV追加

ビジネス

0.25%は実質マイナス金利、日銀の判断信じる=赤

ワールド

ハリス氏のリード、3ポイントに縮小 経済でトランプ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米経済のリアル
特集:米経済のリアル
2024年10月15日号(10/ 8発売)

経済指標は良好だが、猛烈な物価上昇に苦しむ多くのアメリカ国民にその実感はない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 2
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決闘」方法に「現実はこう」「想像と違う」の声
  • 3
    もう「あの頃」に戻れない? 英ウィリアム皇太子とヘンリー王子、「兄弟愛」の瞬間の映像に注目が
  • 4
    「核兵器を除く世界最強の爆弾」 ハルキウ州での「巨…
  • 5
    住民仰天! 冠水した道路に「まさかの大型動物」が..…
  • 6
    「11年に一度」のピークが到来中...オーロラを見るた…
  • 7
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 8
    ハマス奇襲から1年。「イランの核をまず叩け」と煽…
  • 9
    愛する息子の食事に薬をかけて...... 中国女優、我…
  • 10
    大型ハリケーン「へリーン」が破壊した小さな町...20…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 4
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」…
  • 5
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 6
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 9
    羽生結弦がいま「能登に伝えたい」思い...被災地支援…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 8
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中