ニュース速報
ビジネス

インドネシア、追加利上げ不要 為替相場は安定=中銀総裁

2024年05月09日(木)10時41分

インドネシア中央銀行のワルジヨ総裁は8日、4月に行った利上げが資本流入を促し為替相場を安定させたことから、追加利上げを行う必要はないとの見方を示した。写真は、2024年1月27日にジャカルタの同中銀本店で会見するワルジヨ総裁。(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)

[ジャカルタ 8日 ロイター] - インドネシア中央銀行のワルジヨ総裁は8日、4月に行った利上げが資本流入を促し為替相場を安定させたことから、追加利上げを行う必要はないとの見方を示した。

ワルジヨ氏は会見で、通貨ルピアの対米ドル相場が現在の1ドル=1万6000ルピア前後から一段とルピア高になるよう取り組んでいると述べた。

「政策金利の決定では常にインフレ見通しや為替レート、経済成長を考慮する」とし、「全てはデータ次第だが、現在のデータに基づくと金利を引き上げる必要はなくなった」との見方を示した。

ルピアは先月、中東情勢の緊迫化や米国の利下げ時期遅れ観測により、コロナ禍以来の安値となる1ドル=1万6285ルピアまで下落した。これを受けて中銀は利上げに踏み切った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国製造業PMI、5月は予想外の50割れ 長引く不

ワールド

米政府高官、中国外務次官と会談 前日に制裁警告

ワールド

情報BOX:有罪評決でどうなるトランプ氏、米大統領

ワールド

中国、米の利益侵害にさらなる対抗措置用意=国営メデ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカで増加中...導入企業が語った「効果と副作用」

  • 2

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 3

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程でクラスター弾搭載可能なATACMS

  • 4

    F-16はまだか?スウェーデン製グリペン戦闘機の引き…

  • 5

    地球の水不足が深刻化...今世紀末までに世界人口の66…

  • 6

    国立大学「学費3倍」値上げ議論の根本的な間違い...…

  • 7

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 8

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 9

    AI自体を製品にするな=サム・アルトマン氏からスタ…

  • 10

    EVと太陽電池に「過剰生産能力」はあるのか?

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 5

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 6

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカ…

  • 7

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 8

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 9

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中