ニュース速報

ビジネス

北米の債券運用業界団体、AT1無価値化で提訴せず=関係者

2023年03月24日(金)07時45分

3月23日、米国とカナダの有力債券運用機関でつくる業界団体「ザ・クレジット・ラウンドテーブル」は、クレディ・スイスが発行した劣後債の一種「AT1債」が価値ゼロにされる問題で、訴訟を起こさないことを決めた。写真は20日、ロンドンのクレディ・スイス店舗で撮影(2023年 ロイター/Hannah McKay)

[トロント 23日 ロイター] - 米国とカナダの有力債券運用機関でつくる業界団体「ザ・クレジット・ラウンドテーブル」は、クレディ・スイスが発行した劣後債の一種「AT1債」が価値ゼロにされる問題で、訴訟を起こさないことを決めた。事情に詳しい関係者が23日、ロイターに明かした。

スイス当局は、経営危機に瀕したクレディ・スイスをUBSが救済合併するに当たり、クレディ・スイスのAT1債を無価値にして投資家に損失を負担させる方針を決定している。

これに関して一部のAT1保有者は提訴の意向を示しているが、ザ・クレジット・ラウンドテーブルは訴訟に動かないという。

関係者は、この種の債券は情勢悪化時に償却されて価値がなくなる旨が常に明記されており、それを知らずに買ったのだとすれば己の不明を恥じるしかなく、知っていて買ったならそういう事態になったということだと説明した。

ザ・クレジット・ラウンドテーブルには、パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)やバンガード、メットライフ、カナダの年金基金、サン・ライフ・ファイナンシャルなど43の運用機関が加盟している。それぞれの運用機関が独自に訴訟を起こすのは妨げられないとみられる。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

街角景気3月は6.7ポイント低下、中東情勢でマイン

ビジネス

日経平均は大幅続伸、米イラン停戦合意で買い戻しに弾

ワールド

習主席、「中国流」サービス業目指す 需要主導と技術

ビジネス

CKハチソンのパナマ子会社、港湾買収巡り対マースク
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 7
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 10
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中