ニュース速報

ビジネス

米7月住宅着工、1年半ぶりの低水準 許可件数も減少

2022年08月17日(水)01時19分

米商務省が16日に発表した7月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比9.6%減の144万6000戸と、2021年2月以来約1年半ぶりの低水準となった。6月22日撮影(2022年 ロイター/Lucy Nicholson/File Photo)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日に発表した7月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比9.6%減の144万6000戸と、2021年2月以来約1年半ぶりの低水準となった。住宅ローン金利と建設資材価格の上昇が重しとなった。第3・四半期に住宅市場がさらに縮小する可能性を示唆した。

6月の着工件数は159万9000戸と、前回発表の155万9000戸からやや上方修正された。

ロイターがまとめた7月のエコノミスト予想は154万戸だった。

住宅建設で最も大きな割合を占める一戸建て住宅の着工件数は10.1%減の91万6000戸となり、20年6月以来の低水準となった。地域別では、中西部と人口密度の高い南部で減少したが、西部と北東部で増加した。

5戸以上の集合住宅の着工件数は10.0%減の51万4000戸。賃貸住宅への堅調な需要が引き続き支援した。

7月の建設許可件数は1.3%減の167万4000戸と10カ月ぶりの低水準。一戸建て住宅の建築許可件数は4.3%減の92万8000戸。集合住宅の建設許可件数は2.5%増の69万3000戸だった。

フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)のデータによると、30年固定金利住宅ローンの平均は5.22%付近と年初の3.22%から上昇している。

未着工の住宅は5.0%増の29万6000戸と急増。一戸建て住宅が2.1%増の14万6000戸となった。

借入コストの上昇で住宅市場は冷え込んでいるものの、一戸建て住宅が決定的に不足しているため、市場が崩壊する公算は小さい。シティグループ(ニューヨーク)のエコノミスト、イスファー・ムニール氏は「建設件数が減少していることで供給が制限され、金利上昇により住宅価格が受ける影響が弱まる可能性がある」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カタール首長がトランプ氏と電話会談、緊張緩和協議 

ワールド

欧州評議会、元事務局長の免責特権剥奪 米富豪関連捜

ビジネス

エリオット、LSEG株大量取得か 自社株買いなど協

ワールド

香港活動家の父親に有罪判決、娘の保険契約巡り基本法
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    崖が住居の目の前まで迫り、住宅が傾く...シチリア島…
  • 7
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中