英10年債利回り初の0.7％割れ、過去最低を更新

７月２８日、欧州金融市場で英１０年債利回りが初めて０．７％の水準を割り込み、過去最低を更新した。写真は２０１５年４月、ロンドンで（２０１６年　ロイター/Stefan Wermuth）

［ロンドン　２８日　ロイター］ - ２８日の欧州金融市場で、英１０年債利回りが初めて０．７％の水準を割り込み、過去最低を更新した。月末の債券買いに加え、金利据え置きを決めた前日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で慎重な姿勢が示されたことが追い風となっている。

ロイター・データによると、英１０年債利回りは一時０．６９８％をつけ、これまでの過去最低である０．７０９％を下回った。直近は０．７３％で推移している。

英国債は米独国債をともにアウトパフォームしている。

英１０年債利回りは米１０年債利回り水準を約８０ベーシスポイント（ｂｐ）下回っており、２０００年以来の水準をつけた。

また独１０年債との利回り格差も７９ｂｐまで縮小、およそ３年ぶりの水準をつけた。