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独経済へのリスク拡大、中国景気鈍化やVW問題で=財務省月報
2015年10月22日(木)08時32分
10月22日、独財務省は月報を発表し、新興国の成長鈍化やフォルクスワーゲンの排ガス試験不正問題で生じた不透明感により、国内産業に対するリスクが強まっているとの認識を示した。写真はVWのロゴ、ウォルフスブルクで7日撮影(2015年 ロイター/Axel Schmidt)
[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ財務省は22日、10月の月報を発表し、中国やその他新興国の成長鈍化やフォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題で生じた不透明感により、国内産業に対するリスクが強まっているとの認識を示した。
国内経済指標は、第3・四半期に製造業および対外貿易が一時的に鈍化したことを示したと指摘している。
ドイツ政府は14日、今年の国内総生産(GDP)伸び率を1.7%と予想、4月時点の見通し(1.8%)から小幅下方修正した。ただ、来年のGDP伸び率見通しは1.8%で据え置いた。
月報は企業マインドが国内産業の成長継続見通しを反映しているとしつつ、「中国その他新興国の成長鈍化とVWの危機によるいまだ未知数の影響により、ドイツの産業に対するリスクが最近になって強まっている」と分析している。
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