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ECBの債券買入れ、ギリシャ問題の波及回避に寄与=ドラギ総裁
2015年03月11日(水)19時16分
[フランクフルト 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は11日、ECBの国債、その他債券の買い入れは、ギリシャ問題の他国への波及回避に寄与するとの見解を示した。フランクフルトで開催された会合での発言。
ドラギ総裁は「ギリシャの危機にもかかわらず、ポルトガルなど、債務問題で支援を受けた国の国債利回りは一段と低下している。これは、資産購入プログラムが、(ギリシャからの)波及を防いでいることを示唆している」と述べた。
ただ、資産購入プログラムがリスクを伴うことを認めた。総裁は「われわれの措置が、金融安定にかかわるリスクをはらむことは認識している。しかし、現在のところそうしたリスクは抑制されている」と語った。
ギリシャは国際支援をめぐり、11日にブリュッセルで欧州連合(EU)、ECB、国際通貨基金(IMF)の3機関で構成する「トロイカ」と実務的な協議を開始する。
ドラギ総裁はユーロ圏経済については、減速局面から転換したと指摘。景気回復の裾野が徐々に広がり、強まるとの期待を示した。
上方修正されたECBスタッフ予想に関しては、発表したすべての措置の完全な実施が前提になると説明した。
*内容を追加します。
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