イタリア、不法入国対策を強化...難民救助船の領海進入阻止も
イタリア内閣は11日、「異常な圧力」が生じた際に移民船の進入を阻止する海上封鎖を認める法案を承認した。写真はメローニ首相。ローマで5日撮影(2026年 ロイター/Remo Casilli)
イタリア内閣は11日、「異常な圧力」が生じた際に移民船の進入を阻止する海上封鎖を認める法案を承認した。政府筋が明らかにした。これにより不法入国対策が一段と強化される。
右派のメローニ首相は2022年の就任以来、海上越境の阻止に向け、難民申請が認められなかった人の送還迅速化や、密航業者に対する厳罰化を図るなどしている。
ロイターが確認した法案は「公共の秩序または国家安全保障に対する深刻な脅威がある場合」に、政府が船舶の領海進入を最大6カ月間禁止できるとしている。
慈善救助船を対象とし、違反には最高5万ユーロ(約6万ドル)の罰金を科し、違反が繰り返された場合は船舶を没収する。
メローニ連立政権は、人道支援団体が救助船を運航することが移民が船で地中海を渡る動機になっていると主張している。法案成立には議会の承認が必要だが、中道左派野党は法案を批判している。
欧州には2015年以降、数百万人の難民が流入し、反移民感情が高まって各国で政策が厳格化されている。
欧州連合(EU)議会では10日、EUが安全と見なす国で保護を受けられる可能性があった難民について、加盟国が難民申請を却下できる規則を可決した。
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