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習近平が目指す中国は「いいとこ取り大国」...覇権国家に興味なし

China’s Global Agenda

2026年2月14日(土)11時00分
ジェレミー・S・フリードマン (ハーバード大学経営大学院准教授)
via REUTERS

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<安全保障の責任は引き受けず国益は最優先、中国はアメリカ型の覇権国家に興味なし>


▼目次
世界の警察官にはならない
アメリカの強硬姿勢は逆効果

昨年10月、中国はレアアースの輸出規制の強化を発表した。

一部の専門家はこれを中国が世界支配をもくろんでいる証拠であり、欧米への示威行為だと解釈した。一方で以前から、レアアース規制は、経済の失速や貿易摩擦、失業率の悪化に手を焼き、アメリカとその同盟国に対するレバレッジ(交渉材料)を探す中国の苦肉の策だろう、とみる向きもある。

解釈が分かれる背景には中国の野心の本質を見極めようとする議論があり、議論の行方はアメリカの対中政策を左右する。

中国が狙うのは世界の覇権にほかならないと、アメリカの政治家と識者の多くは主張する。中国はアメリカから国際秩序を主導する地位を奪おうとしているという見方だ。

これに対し中国の野心は限定的で、アメリカが遠い東アジアを支配する「不自然」な状況を覆し、地域の覇権を握りたいだけだと捉える専門家もいる。南カリフォルニア大学のデービッド・C・カン教授らは昨年、「中国は体制の安定を重視する現状維持志向の超大国で、その関心は外よりも内にある」と分析した。

中国共産党の理論誌「求是」は、中国の望みは唯一、米主導の一極体制を「平等で秩序ある」多極体制に変えることだとする論説を載せた。

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