【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、ロシアに金を払い北極海へのアクセスを得ていた

China Paying Russia for Arctic Access While Deepening Nordic Bonds

2026年2月10日(火)17時51分
ディディ・キルステン・タトロウ(本誌米国版・国際問題担当)

国立ノルウェー極地研究所のカミラ・ブレッケ所長はシンポジウムで、中国はノルウェーにとって研究協力の「優先国」だと述べた。

議題には、科学協力、気候変動、海氷の融解に加え、中国が主導的役割を果たす北極航路を中心とした海運産業の発展も含まれるという。中国の海運企業、新新航运やシー・レジェンドは、北極海航路を航行する船舶を運航している。

中国は北極海に位置するノルウェーの群島、スバールバル諸島に研究拠点を持ち、アイスランドには中国・アイスランド共同研究所を設置している。北欧のレーダー科学者とも長年協力し、最先端のレーダー施設で研究を行った後、中国国内に独自の施設を建設した。

その他にも広く共同研究が行われているが、以前より厳しく監視されている。

CNARCは、中国の北極活動にとって「不可欠」な存在だったと、趙はシンポジウムで語った。

「北極海を東西に横断する北極航路開発のためにも、欧州側の北極を研究しなければならない」と、中国自然資源省傘下の第一海洋研究所の研究者、馮涵は述べた。

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