台湾侵攻を控えるにもかかわらず軍幹部を粛清...世界を困惑させる習近平の「胸の内」
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同時に、中央軍委は党が政治的な支配権限を行使する場でもある。主席は習で、今回失脚した張は事実上のナンバー2だった。中国の軍最高指導機関で起きた突然の「人事異動」の真の意味を探るべく、アナリストらは事態を注視している。
中国国防省の簡潔な発表の直後、人民解放軍機関紙の解放軍報はより長い論説記事で、張と劉の「重大な」汚職を非難した。習の承認を受けたとみられる同記事は両者の怠慢にも矛先を向けており、極めて政治的な背景があることをうかがわせる。
クーデター計画があった?
張と劉は、習が強力な権限を持つ「中央軍委の主席責任制を著しく踏みにじり」「全軍の将兵の団結と進化の政治的・イデオロギー的基盤を攻撃した」と、記事は主張している。2人に対する調査によって「政治基盤の是正が進み、イデオロギー的な毒素や悪が一掃される」という。
中国では、李尚福(リー・シャンフー)元国防相(23年に解任)など、軍上層部や安全保障体制に関わる政治家の粛清が進んでいる。そんななか、何年も前から渦巻いているのが、習がさらされている圧力をめぐる臆測だ。





