ダライ・ラマ法王の音声作品がグラミー賞受賞、中国は「反中政治工作」と反発
ダライ・ラマは90歳になり後継者問題も焦点に SHAILESH BHATNAGARーZUMAーREUTERS
<チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が英語で語るオーディオブック『メディテーションズ:ダライ・ラマ法王の考察』が、第68回グラミー賞で最優秀オーディオブック賞を受賞した>
チベット仏教の最高指導者が英語で語る『メディテーションズ:ダライ・ラマ法王の考察(Meditations: The Reflections of His Holiness the Dalai Lama)』が、第68回グラミー賞の最優秀オーディオブック・ナレーション・ストーリーテリング・レコーディング賞を受賞した。
中国は主催者が「反中政治工作」に利用したと強い抗議を表明している。
中国は1950年初頭にチベットを武力で併合し神権政治からの「平和的解放」だと主張。チベットの精神的・政治的指導者だったダライ・ラマ14世は、59年に首都ラサで起きた動乱を中国軍が鎮圧した後、インドに亡命した。
ダライ・ラマは授賞式に姿を見せず、自身のサイトで受賞は「個人的なものではなく、私たちが共有する普遍的な責任への評価だと考えている」と述べている。
中国はダライ・ラマの死後に自ら後継者を選ぶとしている。これは「転生者」を認定する15世紀来の制度を否定するもので、アメリカなどがチベットの宗教・文化問題への干渉だと反発している。






