「楽園のようだった」移住生活が一転...購入価格より怖い「住まいのリスク」とは
THE FLORIDA DREAM IS OVER
致命的だった管理費の高騰
ジョンソン家には、さらに試練が待っていた。避難した当時、息子は新しい学校への登校を数日後に控え、透析治療を続けていた妻の腎臓移植の日程も決まったばかりだった。
「いろいろなことがうまくいっていたのに、仕事中に突然、隣人から電話がかかってきて、『今すぐ避難しなくては』と言われた」と、エリックは言う。
一家は、街を離れていたかつての隣人の家に身を寄せ、しばらくして息子が予定どおり学校に通えるように40分離れた場所に家を借りた。だが、家賃と保険料が家計を圧迫した。
ジョンソン一家はビラ・デル・ソルに戻れないまま追加融資分の返済を続けていたが、それも限界を迎えて返済できなくなった。
信用スコアは急落し、コンドミニアムの評価額も避難前の約58万ドルから現在は4万3000ドルにまで落ち込んだ。「こうして事態は制御不能に陥った」と、エリックは言う。
避難当時に13歳だった息子は環境の変化にうまく順応できず、1年のうちに4回も転校する羽目になった。この「トラウマ的な経験」の影響で、一家全員が不安障害や鬱病の薬を服用せざるを得なかった。





