最新記事
制裁

制裁リスクの覚悟があるのか...インド国防企業が極秘訪ロ、合意寸前か

2025年12月10日(水)11時30分
ロシアのプーチン大統領とインドのモディ首相

写真は握手を交わすロシアのプーチン大統領とインドのモディ首相。12月5日、インド・ニューデリーで撮影。REUTERS/Adnan Abidi

ダニ・ディフェンスやバーラト・フォージを含むインド防衛企業の複数の経営幹部が今年、ロシアの首都モスクワで開かれた会合に出席して合弁事業の可能性について協議していた。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。

この会合は、ロシアによるウクライナ侵攻以降にインドの防衛産業代表団がロシアを初訪問した10月29-30日に開催された。団長は国防当局幹部のサンジール・クマール氏で、主な目的は12月4-5日のプーチン大統領によるインド訪問の準備だった。


アダニ・ディフェンスの親会社アダニ・グループと、バーラト・フォージの広報担当者は、自社幹部が会合に出席したことを否定。インド国防省や関係者が挙げたその他企業は、コメント要請に回答していない。

ロシアとの関係再構築

関係者2人と別の業界幹部によると、会合ではミグ29戦闘機のスペア部品や、その他ロシア製防空・武器システムの製造の可能性、さらにインド国内に生産拠点を設け、ロシアへの輸出も視野に入れた装備開発を行うというロシア側の提案について協議された。

ロシアは数十年にわたってインドの最大の武器供給国となっており、プーチン氏のインド訪問中に両国は「先進的な防衛技術やシステムの共同研究開発、共同生産」へと関係を再構築し、インドの防衛分野における自立を支援することで合意している。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウィットコフ米特使、プーチン氏と22日に会談へ 「

ビジネス

ドイツ銀CEO支持せず、米資産売却のアナリストリポ

ビジネス

独経済、米追加関税回避なら26年に1%成長も=産業

ビジネス

商業銀行マネー、将来は完全に「トークン化」へ=イタ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の核開発にらみ軍事戦略を強化
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 5
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 6
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 7
    「怖すぎる...」モルディブで凶暴な魚の群れに「襲撃…
  • 8
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 9
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 10
    トランプが宇宙人の実在を公表するのは「時間の問題…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 8
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 9
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 10
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中