トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡大、そもそもの「停戦合意」の効果にも疑問符
Thai Airstrikes Hit Cambodia as Border Conflict Reignites
<カンボジアも米軍との軍事演習を再開へ>
両国間の長年にわたる国境紛争は、フランスによるカンボジア統治時代に作成された地図が元となっている。
2025年5月、両国の銃撃戦の中でカンボジア兵が1名死亡したことで対立が再燃、7月には戦闘が激化したが、マレーシアでの協議を経て停戦が成立した。その際、両国へのさらなる制裁を警告したトランプは、自らの手腕による成果などと主張していた。
タイとカンボジアが和平合意を結んだ場所であるマレーシアの、アンワル・イブラヒム首相はXで、「戦闘の再開は、両隣国間の関係安定化に向けてこれまで積み重ねられてきた慎重な努力を崩壊させる恐れがある。......タイとカンボジアは、最大限の自制心を発揮し、コミュニケーションのチャンネルを開けたままにし、既存の和平メカニズムを最大限活用するよう強く求める。......東南アジアは、長年の紛争が対立の連鎖に陥るのを容認しない。当面の優先課題は、戦闘停止と民間人保護、そして、国際法とASEANが依拠する隣人愛の精神に支えられた外交の道に戻ることだ」と投稿。両国に対して自制を促した。
5月の戦闘では、両国の国境沿いで数十万人の民間人が避難を余儀なくされた。タイ軍によると、12月8日時点で3万5000人以上が仮設避難所に身を寄せ、それ以上の人々が安全な場所へと移動中、あるいは親類のもとに避難しているという。
人口およそ7000万人を擁するタイは、1700万人のカンボジアよりも経済規模・軍事力ともに大きく勝っている。
軍事面では、タイは米軍との合同軍事演習を定期的に実施している一方、カンボジアは米軍との演習を中止していた。しかし、最近になってその再開を発表した。
アメリカ、中国、ASEANといった関係各国・地域は、両国に対し戦闘の即時停止と停戦合意の順守を求めるとみられる。トランプが再び介入するかは不透明だ。
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