最新記事
ガザ

ハマス武装解除よりガザ統治が先決...停戦めぐりトルコ外相が指摘

2025年12月8日(月)15時50分
2025年12月6日、カタールのドーハで開催された第23回ドーハフォーラムでロイター通信のインタビューに応じたトルコのハカン・フィダン外相。REUTERS/Ibraheem Abu Mustafa

2025年12月6日、カタールのドーハで開催された第23回ドーハフォーラムでロイター通信のインタビューに応じたトルコのハカン・フィダン外相。REUTERS/Ibraheem Abu Mustafa

トルコのフィダン外相は6日、米国が支援するガザ停戦計画を次の段階に進めなければ、世界と米国にとって「大きな失敗」になると述べ、トランプ米大統領が自らこの取り組みを主導してきたことに言及した。

カタールで開催されたドーハ・フォーラムの合間にロイターのインタビューに応じた。

フィダン氏は、イスラム組織ハマスの武装解除を可能にするためには信頼できるパレスチナの文民政権と、審査・訓練された警察部隊が整備される必要があるとし、ハマスはガザの支配権を引き渡す用意があると述べた。

「まず第一に、パレスチナの技術者委員会がガザの行政を引き継ぐこと、次にガザを取り締まる警察部隊が組織されることを確認する必要がある」と語った。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコは、イスラエルによるガザ攻撃を最も声高に批判してきた国の一つだ。停戦合意の仲介で重要な役割を果たし、保証国として協定に署名した。合意の履行を監視する取り組みに参加する意向を繰り返し表明しているが、イスラエルはこれに強く反対している。

ガザ紛争終結に向けたトランプ氏の計画を次の段階に進めるための協議は継続している。

この計画ではガザにパレスチナの技術官僚による暫定政権を設置し、国際的な「平和委員会」が監督し、多国籍治安部隊が支援することが想定されているが、この部隊の構成と任務を巡り交渉はとりわけ難航している。

フィダン氏は、ガザの警察部隊は国際安定化部隊の支援を受けると述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 教養としてのミュージカル入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ロシア原油への制裁緩和を検討 世界原油高に対応

ワールド

トランプ氏、イランとの戦争「ほぼ完了」 想定より早

ワールド

イラン高濃縮ウラン、イスファハン核施設でなお保管=

ビジネス

トランプ米大統領、買収争奪戦中にネトフリとワーナー
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ルートとは?...スクワットの真実
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 10
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中