マクロン仏大統領、議会解散回避を目指す...48時間以内に新首相指名

フランス大統領府(エリゼ宮)は8日、マクロン大統領が48時間以内に新首相を指名すると発表した。写真はルコルニュ暫定首相。3日撮影(2025年 ロイター/Alain Jocard/Pool via REUTERS)
フランス大統領府(エリゼ宮)は8日、マクロン大統領が48時間以内に新首相を指名すると発表した。ルコルニュ首相の辞任表明を受けた動き。
さらに、フランスが数十年ぶりの最悪の政局混乱に陥る中、議員の過半数が議会の解散・総選挙に反対しているという認識を示した。
過去2年で5人目の首相となったルコルニュ氏は6日、閣僚名簿の発表からわずか14時間後に辞表を提出し、内閣は総辞職した。首相の在任期間は27日と、仏近代史上最も短命な内閣となった。
エリゼ宮はルコルニュ氏の見解を引用し、「議員の大多数が(議会の)解散に反対している。安定のための基盤は存在する。12月31日までに予算を承認する道はあり得る」とし、これに基づき、マクロン大統領が「48時間以内に首相を指名する」とした。
次期首相の候補について、エリゼ宮は言及しておらず、ルコルニュ氏も決定はマクロン大統領に委ねられていると述べるにとどめた。


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