トランプ大統領の誕生日に34年ぶり軍事パレード...防弾ガラス越しにトランプ氏は観覧
<各地でデモ>
この日はパレードが始まる前にワシントンのほか、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど各地で政権の政策に抗議するデモが行われた。
デモはおおむね平和的なもので、1月のトランプ氏就任以降で最大規模の抗議運動となった。
一方、移民取り締まりへの抗議デモが続くロサンゼルスでは依然として緊迫した状況が続いた。ダウンタウンの夜間外出禁止令が導入される約1時間前には、騎馬警官らがガスや閃光弾などの非致死性の武器を使ってデモ参加者を激しく押し戻し、大勢の人々がパニックに陥り逃げ惑った。
警察によると、デモ参加者らは「業務用花火」や石、瓶などを警官に向けて投げつけた。一部の参加者はガスマスクやヘルメットを着用し、今後何時間も現場にとどまると主張した。
これに先立ち、ダウンタウンにある連邦ビルの前では約50人の海兵隊員が撤退を求める数百人のデモ隊と対峙した。
反トランプ団体は軍事パレードに合わせて全米約2000カ所でデモを計画した。その多くは「No Kings(王はいらない)」というテーマで行われ、いかなる個人も法の上には立たないと主張した。
シカゴのダウンタウンではデモ参加者らが警察に抵抗し、逆さまの国旗を振りながら「誰を守るのか?誰に仕えるのか?」「正義なくして平和なし」などと叫んだ。
