トランプ米大統領は13日、訪問先のサウジアラビアの首都リヤドで演説し、対シリア制裁の解除を指示する考えを表明した。サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子の要請を受けた決定という。これまで米国が取ってきた対シリア政策を大きく転換させた。

トランプ大統領は、シリアにチャンスを与えるために「制裁の解除を命じる」と言明。制裁はこれまで重要な役割を果たしたとした上で、「シリアが前進する時だ。制裁を全面的に解除する」とした。

シリア暫定政府のシェイバニ外相はロイターへの声明で、これはシリア国民の復興努力の転換点になると言及。トランプ氏が「シリアにおける歴史的な和平合意と米国の利益となる勝利」を得られると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

シリアに対する制裁解除を各国に要請してきた国連はこの動きを歓迎。ステファン・デュジャリック国連報道官は「シリア復興を支援し、10年以上にわたる紛争からシリア国民が立ち直るのを助けるために、対シリア制裁の解除はわれわれにとって重要だった」と述べた。

ホワイトハウスによると、トランプ大統領は14日にシリアのシャラア暫定大統領と顔合わせする予定。シリア大統領府の当局者2人は、シャラア暫定大統領がトランプ大統領と会うためにリヤドを訪れると明らかにした。



[ロイター]
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