真の狙いは「世界支配」...トランプを「神に選ばれし者」と信じるキリスト教右派の集会を覗いてみたら【潜入ルポ】

Trump as God’s Chosen One

2024年10月22日(火)18時11分
モリー・オルムステッド(スレート誌記者)

フェデラーの後には、アメリカ・ファースト政策研究所、ターニングポイントUSAフェイス、マムズ・フォー・アメリカ、「MAGAブラック」の帽子を売る黒人保守派グループの代表らが続いた。

イベントに参加したもう1人のカリスマ預言者、マリオ・ムリロはこう語った。「もはや保守対リベラルではない。共和党対民主党でもない。善対悪だ」


ムリロはウォルナウよりも深刻な口調だった。ヒゲをたくわえ、険しい顔つきのムリロは、2日目の夜に行われた礼拝のメインセッションを指揮した。

自己紹介の中で彼は、前夜にウィスコンシン州で、ある牧師のステージ4の癌が治ったという話を始めた。ムリロの話が終わると、むっとしていたテントの空気がそよぎ始めた。「私が涼しい風を求めたのだ」とムリロは言った。

「私たちはまさに南北戦争前のアメリカのような瞬間に生きている」と、ムリロは声を張り上げた。「虐待、不誠実、悪の全ての特徴が今、表れている」

「アメリカは罪を犯した」とムリロが言うと、「アーメン!」と聴衆が応える。

「アメリカは神を捨てた」

「アーメン!」と聴衆の声がさらに大きくなる。

「アメリカがまいた種を覆い隠すことはできない」「子供の性別を変えるためにメスを入れるなら、あなたは地球上で最低の人間だ」

私の周りにいる全員が立ち上がり、激しく手をたたく。

「彼らが私たちの子供たちにしようとしていることは、イエスの御名における戦争へと、私たちを目覚めさせる」とムリロは叫んだ。「子供たちを狙う悪魔たちに宣戦布告をしなければならない」

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