最新記事
パリ五輪

イーロン・マスク絶賛の韓国射撃エース、キム・イェジ 銀メダルは娘のぬいぐるみのおかげ?

2024年7月31日(水)20時27分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
韓国射撃のエース、キム・イェジ選手

パリオリンピックの射撃・女子10mエアピストル個人で銀メダルを獲得した韓国のキム・イェジ選手 REUTERS

<銀メダルに輝いた「クールビューティー」は世界新記録の持ち主>

連日熱戦が繰り広げられるパリオリンピック。28日に行われた射撃女子10mエアピストル個人決勝では韓国のオ・イェジン選手、キム・イェジ選手が金・銀を獲得する活躍を見せた。これに関連してネットでは銀メダリスト、キム・イェジ選手の今年5月のワールドカップ25mピストル競技での動画がバズり、イーロン・マスクがコメントで絶賛したこともあって2234万回再生されている。韓国メディア、JTBC、MBN、ソウル新聞などが報じた。

5月のW杯で世界新記録を出していたキム・イェジ

キム・イェジ選手は韓国南西部に位置する全羅北道の中央にある任実(イムシル)郡庁所属の31歳。忠北体育高校在籍のジュニア時代から射撃選手として注目され、2010年にドイツ・ミュンヘンで開催された世界選手権では女子ジュニア10mエアピストル団体戦で金メダル、個人でも銅メダルを獲得。これ以降、彼女は韓国射撃界のエースとして活躍してきた。

そしてキム・イェジ選手は今年5月、アゼルバイジャンのバクーで開催された国際射撃連盟(ISSF)主催の射撃ワールドカップで、25mピストル金メダル、10mエアピストルで銀メダルをそれぞれ獲得した。この時、彼女は42点を記録し世界新記録を樹立。ともに出場したヤン・ジイン選手(21、韓国体育大学)とともに金・銀メダルを席巻した。これは韓国女子射撃界にとって国際大会初の1、2位の独占だった。

この時の映像が、今回のパリオリンピックでの銀メダル獲得に合わせてX(旧ツイッター)で投稿され、「かっこいい」「フォース溢れる」などの反応があふれている。 さらにイーロン・マスクもこの動画投稿に2度もコメントを残し、話題を呼んでいる。

射撃ワールドカップで世界新記録を出したキム・イェジ選手

Xに投稿されたキム・イェジ選手の射撃ワールドカップ世界新記録の動画と、イーロン・マスクのコメント。X(旧ツイッター)より

この動画の中でキム・イェジ選手は黒いアポロキャップを後ろ向きにかぶり、42点で世界新記録を達成したのに、一瞬も笑顔を見せなかった。

イーロン・マスクは31日、キム・イェジ選手の射撃映像にコメントを2つ残した。
「射撃ワールドチャンピオンがアクション映画に出演したら本当にクールだ」
「(キム・イェジ選手を)アクション俳優としてキャスティングしなければならない。演技なんて不要だ!」

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政府系住宅金融2社の株式売却、短期的に不可能=ア

ワールド

MI5、中国スパイがヘッドハンター装い英議員に接触

ワールド

トランプ氏、サウジ皇太子と会談 F35売却承認 防

ワールド

エプスタイン文書公開法案、米上下院で可決 トランプ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中