62%対88%、明暗を分けるゼレンスキーとウクライナ軍

VALENTYN OGIRENKOーREUTERS
<長引く対ロシア戦争で、株を下げた人、上げた人>
ロシアとの戦争が続くなか、ウクライナでゼレンスキー大統領への支持が揺らいでいる。
国内でのゼレンスキーの支持率は2022年末時点では84%。だが、キーウ(キエフ)国際社会学研究所(KIIS)が昨年11月末~12月上旬、成人1031人を対象に行った世論調査では62%に低下した。
一方、ウクライナ軍の支持率は96%で、ワレリー・ザルジニー総司令官を信頼する人の割合は88%。
ザルジニーは昨年11月、対ロシア戦は「膠着状態」だと発言したが、直後にゼレンスキーがその見解を否定し、両者の確執が取り沙汰された。
それでも「大統領は国民の圧倒的信頼を保持している」と、同研究所は指摘する。
■84%
2022年末時点のウクライナ国内でのゼレンスキーの支持率
■62%
昨年末時点でのゼレンスキーの支持率
■88%
昨年末時点でのザルジニー総司令官の信頼度

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