最新記事
北朝鮮

北朝鮮、固体燃料の中距離ミサイル発射実験 極超音速弾頭

2024年1月15日(月)12時13分
ロイター
中長距離の新型固体燃料式極超音速ミサイルの発射実験

北朝鮮は1月14日、中長距離の新型固体燃料式極超音速ミサイルの発射実験を実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が15日に伝えた。写真は発射の様子。KCNAが14日配信(2024年 ロイター)

北朝鮮は14日、新型の固体燃料を使った中距離ミサイルの発射実験を実施した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が15日に伝えた。近隣諸国に安全保障上の脅威はなかったとした。

KCNAによると、発射実験は新型の多段式高推力固体燃料エンジンと、軌道を制御できる中距離の極超音速弾頭の信頼性をテストする目的で行った。

 

また、発射実験は崔善姫外相率いる代表団がロシアに向けて平壌を出発したのと同日に行われたと伝えた。

韓国軍は声明を発表し、実験は国連安全保障理事会決議に違反すると非難、北朝鮮による直接的な挑発行為には「圧倒的な対応」を取ると表明した。

北朝鮮による弾道ミサイル発射は今年初めて。日米韓3カ国の担当高官はミサイル発射を受けて電話協議を行い、北朝鮮による挑発は地域の安定を脅かすと非難した。

KCNAは別の論評で韓国を批判。軍事演習や当局者の挑発的な発言により域内の緊張を高めていると断じ、「小さな火花ですら、最も敵対する両国間で大規模な物理的衝突を引き起こしかねない」とした。

北朝鮮は最近、韓国を「主敵」国家と定義。金正恩朝鮮労働党総書記は平和的統一はもはや不可能との認識を示した。アナリストは、韓国への核兵器使用の正当化につながると指摘している。

韓国軍によると、ミサイルは14日午後2時55分ごろ平壌付近から発射され、約1000キロ飛行した。日本の防衛省は最高高度が少なくとも50キロだったとした。

北朝鮮は昨年11月11日と14日に中距離弾道ミサイル用の新しい固体燃料エンジンの試験を行ったと明らかにしている。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


日本企業
スパイス企業の新戦略...エスビー食品が挑む「食のアップサイクル」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウォーシュ次期FRB議長候補、21日に上院銀行委で

ビジネス

米財務長官「最終的に利下げ必要」、コアインフレ低下

ビジネス

インフレリスクに注視、エネ高騰の影響見極めへ=グリ

ワールド

中国は「信頼できないパートナー」、戦時下の石油買い
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米軍の海上封鎖に中国が抗議、中国タンカーとの衝突リスク高まる
  • 2
    高さ330メートルの絶景と恐怖 「世界一高い屋外エレベーター」とは
  • 3
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 4
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ…
  • 5
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 6
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相…
  • 8
    トランプを批判する「アメリカ出身のローマ教皇」レ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 5
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 6
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    健康を守るはずのサプリが癌細胞を助ける? 思いがけ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中