最新記事
米大統領選

「脳みそがあるトランプ」ことデサンティスは、トランプと何が違うのか?

2023年6月3日(土)13時38分
ニック・レイノルズ
ロン・デサンティス,ドナルド・トランプ

大統領選の共和党候補者指名を争うデサンティス(左)とトランプ FROM RIGHT: EVELYN HOCKSTEINーREUTERS, RONEN ZVULUNーREUTERS

<来年の米大統領選に出馬する意向を表明した、フロリダ州のロン・デサンティス知事。44歳の新星は、トランプにこう挑む>

5月24日、フロリダ州のロン・デサンティス知事がツイッターに動画を投稿し、来年の米大統領選に出馬する意向を表明した。


全米規模の高い知名度と潤沢な選挙資金を誇るデサンティスは、共和党の候補者指名争いの有力候補になる可能性が高い。

実際、現時点での共和党のトップランナーであるトランプ前大統領は、早くもデサンティスを強く牽制する発言を繰り返している。

両候補は、共和党の候補者指名を獲得するために共和党員の支持を広げることに加えて、民主党候補と戦う本選挙を有利に進めるために、無党派層の反感を買わないことにも注力しなければならない。

いくつかの重要テーマについて2人の立場を見てみよう。

人工妊娠中絶

中絶を規制する州法が多くの州で相次いで制定されるきっかけをつくったのは大統領時代のトランプだったが、昨年秋の中間選挙以降はこの問題で立場を修正しているように見える。

デサンティスは4月、妊娠6週以降の中絶を原則禁止するフロリダ州法を成立させたが、トランプはこれについて賛否を明確にせず、「中絶反対派の多くが厳しすぎると考えている」と述べている。

それに対し、デサンティスは中絶に対していっそう厳しい姿勢を取り、トランプの姿勢を批判している。

不法移民

トランプ前政権を特徴付けるテーマの1つだった不法移民問題でも、両候補が批判合戦を展開しそうだ。

デサンティスは出馬表明後、トランプが2018年に不法移民の救済策を提案したことを厳しく批判している。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ナイキ傘下のコンバース、組織体制見直し・人員削減

ワールド

アングル:株式市場、AIが一転して引き潮要因に 「

ビジネス

午前の日経平均は続落、過熱警戒し利益確定が優勢 下

ビジネス

中国新築住宅価格、1月も下落 前年比-3.1%に加
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベルの「若見え」な女性の写真にSNS震撼
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    あなたの隣に「軍事用ヒト型ロボット」が来る日
  • 7
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 8
    【独自取材】「氷上のシルクロード」を目指す中国、…
  • 9
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中