最新記事

自転車

タイヤは半分、それでも走る 「0.5 x 2 = 1自転車」が話題に

2022年7月13日(水)17時50分
青葉やまと(Pen Onlineより転載)

動画の虜になった視聴者たちはコメント欄で、なんとかメリットを見出そうと議論を繰り広げている。今のところは「人目を引く」以外に、これといった利点の発見には至っていないようだ。動画では直線をスムーズに走る様子が繰り返し映されているが、カーブが心配、とコメントする視聴者もあった。

それでも、めずらしいタイヤは海外の各所で取り上げられている。科学ニュースを扱う「ZMEサイエンス」は、動画は「『車輪の再発明』というフレーズにまったく新しい意味を与えた」と述べ、創造的なチャレンジを称えている。

「車輪の再発明」は通常、ソフトウェア開発の世界で、無駄な労力を揶揄する表現としてよく使われる。車輪の発明は人類にとって重要な出来事だったが、現代ではすでに車輪が存在する。自力でまた考案するよりは既存の技術を受け入れた方が、少ない労力で質のよいものができるという意味だ。

だが、今回の遊び心は、これまでの車輪の枠を越える発想から生まれた。実用性にとらわれず、人間をワクワクさせるための努力があってもいい----。ゴルディーエフ氏の動画は、そんなメッセージを与えてくれるかのようだ。

【動画】>>■■【動画】これでも走る、「0.5 x 2 = 1自転車」■■


※当記事は「Pen Online」からの転載記事です。

Penonline_logo200.jpg





今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

米ゴールドマン、第3四半期利益が予想上回る 投資銀

ワールド

仏首相、年金改革を27年まで停止 左派に譲歩

ビジネス

米国株式市場・序盤=反落、米中貿易戦争巡る懸念で 

ビジネス

日本の経済成長率予測を上げ、段階的な日銀利上げ見込
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 4
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 5
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 8
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 9
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...…
  • 10
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中