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英ジョンソン「プーチンとの対話はワニに足をかまれたまま話すようなもの」

2022年4月21日(木)14時46分
ベオグラードの壁に描かれたプーチン大統領の絵

ジョンソン英首相は、ウクライナを巡る和平交渉について、ロシアのプーチン大統領との協議は「ワニに足をかまれた」状態で話し合うようなものだとし、失敗に終わる可能性が高いとの見方を示した。壁に描かれたプーチン氏の絵、ベオグラードで2日撮影(2022年 ロイター/Antonio Bronic)

ジョンソン英首相は、ウクライナを巡る和平交渉について、ロシアプーチン大統領との協議は「ワニに足をかまれた」状態で話し合うようなものだとし、失敗に終わる可能性が高いとの見方を示した。

その上で、西側がウクライナへの軍事支援を継続することが極めて重要だと強調した。

「プーチン氏に誠意がないことが明白な中、ウクライナ側が交渉できると考えるのは非常に難しい。できるだけ多くのウクライナ領土を掌握し、強い立場で交渉しようという戦略なのは明らかだ」と記者団に述べた。

また、ウクライナのゼレンスキー大統領と頻繁に連絡しているとした上で、同氏は東部ドンバス地方からロシア軍を撤退させることに自信を示しているが、南部クリミアを奪還できる可能性は低いとみているとした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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