最新記事

台湾有事

日本の安倍元首相、台湾有事で中国に軍事行動を警告

China Threat Over Taiwan a 'Dire Challenge' to All, Warns Japan's Shinzo Abe

2021年12月15日(水)16時46分
ジョン・フェン

このフォーラムには、米国務省の民主主義・人権・労働局のスコット・バスビー次官補代理や、民主党のエレイン・リューリア下院議員も参加していた。リューリア議員は20年間米海軍士官を務めた退役軍人で、10月のワシントン・ポスト紙の論説欄で議会は台湾侵攻に対応する権限を大統領に与えることによって「バイデンに自由を与える」必要があると主張した

2017~19年にかけて駐日アメリカ大使を務めた共和党のビル・ハガティ上院議員や、トランプ政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めたロバート・オブライエンも参加していた。日本の国会議員も多数出席し、議論に参加した。

日本はアメリカと同様、台湾と正式な外交関係はないが、何十年にも渡って台湾の政府及び民間セクターと緊密な文化的・経済的関係を維持してきた。また最近、アメリカと同様に、日本でも台湾に対する政治的支持が高まっていることに対して、中国が反発している。中国は台湾を統治したことがないにもかかわらず、台湾に対する歴史的支配権を主張している。

2週間前の安倍首相の親台湾発言に対して、中国外務省は日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出し、正式に苦情を申し立てた。会議の詳細を報じた香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは9日、この傾向が続けば、中国は日本との関係を「再考する」と脅したと述べた。

今回の件で、安倍が与党自民党内最大の派閥の長として、日本の政治に対する影響力を維持していることが明らかになった。安倍を筆頭とする保守派は、穏健派の岸田文雄新首相に対し、米国主導の北京冬季五輪の外交ボイコットに参加するよう圧力をかけていると伝えられている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

高島屋、今期の純利益380億円予想 訪日外国人売上

ワールド

中国恒大創業者が有罪認める、違法資金調達など=裁判

ビジネス

戦争がグリーン移行の重要性浮き彫りに=フィンランド

ビジネス

訂正日産が車種を約20%削減へ、30年度までに米中
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:台湾有事の新シナリオ
特集:台湾有事の新シナリオ
2026年4月21日号(4/14発売)

地域紛争の「大前提」を変えた米・イラン戦争が台湾侵攻の展開に及ぼす影響をシミュレーション

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本は「イノベーションのやり方」を忘れた...ホンダ「EV撤退」が示す、日本が失った力の正体
  • 2
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国防軍は崩壊寸前」
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で「任天堂」が急落 不確実な相場で人気の優良株から売られる落とし穴
  • 4
    「いい加減にして...」ケンダル・ジェンナーの「目の…
  • 5
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 6
    トランプがまた暴走?「イラン海上封鎖」の勝算
  • 7
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 10
    BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音楽市場で…
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 7
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 8
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 9
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 10
    中国がイラン戦争一時停戦の裏で大笑い...一時停戦に…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中