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仏マクロン、G20で米バイデンと会談へ 両国間の溝解消へ

2021年10月6日(水)09時25分
フランスのマクロン大統領

フランスのマクロン大統領は5日、今月30─31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)でバイデン米大統領と会談し、米仏間の溝を解消したいとの考えを示した。4日撮影(2021年 ロイター/Michel Euler)

フランスのマクロン大統領は5日、今月30─31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)でバイデン米大統領と会談し、米英豪による安全保障の新たな枠組み「AUKUS(オーカス)」を引き金に生じた米仏間の溝を解消したいとの考えを示した。

米仏首脳は先月、米英が支援するオーストラリアの潜水艦開発計画を巡る問題発生後初の電話会談を行った。バイデン大統領はAUKUS発表前にフランスと協議を持っていれば外交問題を回避できたと認め、マクロン大統領は召喚した駐米大使を来週米国に復帰させる方針を表明した。

マクロン大統領は、G20が「両国がどのように関係を新たにしていけるか見極めるのにふさわしい機会」とし、「誠意を持って」長年の同盟国である米国と再び連携していきたいと述べた。

ブリンケン米国務長官は5日、マクロン大統領と会談し、欧州諸国間における安全保障上の連携強化に向けたフランスの取り組みを巡り協議した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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