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台湾が「台湾」の名前で五輪に参加する日は近付いている

Silly Name for a Country

2021年8月17日(火)19時04分
シャノン・ティエジー

東京五輪では台湾の多くの人々が、「台湾」の名称を支持する道を選んだ。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は「#TeamTaiwan」というハッシュタグ付きのツイートで選手の活躍を連日のように祝福。開会式後にはフェイスブックに「台湾は世界の一員」だという内容も投稿した。

蔡は名称変更の是非に言及していないが、中国側は不満だったようだ。中国の台湾事務弁公室は「スポーツ大会で卑怯な手段を使って独立への動きを企てた」として、「一つの中国」の原則を強調した。

台湾の選手たちは堂々と主張している。バドミントンで金メダルを獲得した王齊麟(ワン・チーリン)は「私は王齊麟。台湾の出身」とフェイスブックに英語と中国語で投稿し、台湾国旗の絵文字を添えた。王とペアを組んだ李洋(リー・ヤン)も、勝利を「母国台湾にささげる」と投稿した。

改名の機運が再燃しそうな選手たちの大活躍。24年パリ五輪で、果たして「台湾」の姿は見られるだろうか。

©2021 The Diplomat

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