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朝鮮半島

韓国を「敵」呼ばわりし、報復を示唆した北朝鮮の真意

2020年6月15日(月)17時05分
クリスティン・リー(新米国安全保障センター研究員)

これまで北朝鮮との関係においては、思い切った行動が功を奏してこなかった。

トランプ政権は、思い切って米朝首脳会談に突き進んだ。韓国の文政権は、朝鮮半島和平のために思い切った行動が必要だと訴え続けている。ところが、その間に、北朝鮮はひそかに、そして着々と、核戦力を整えてきたのである。

トランプ政権に求められるのは、同盟国である韓国との間に摩擦を生み出すことを避け、両国の足並みをそろえるよう努めることだ。

さもなければ、北朝鮮は米韓関係を揺さぶり、危機をつくり出すことによって、アメリカと韓国の一方、もしくは両方から譲歩を引き出そうとし続けるだろう。

From Foreign Policy Magazine

<2020年6月23日号掲載>

【参考記事】米朝会談から2年、金与正と怒る北朝鮮の女たち
【参考記事】「韓国のビラ見た国民を処刑」金与正の「対敵活動」が始動か

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2020年6月23日号(6月16日発売)は「コロナ時代の個人情報」特集。各国で採用が進む「スマホで接触追跡・感染監視」システムの是非。第2波を防ぐため、プライバシーは諦めるべきなのか。コロナ危機はまだ終わっていない。

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