オーストラリアの首都特別地域とビクトリア州は16日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、非常事態を宣言した。

両地域の保健当局には広範囲の権限が付与され、必要に応じて特定の地区や企業、職業を対象とした隔離指示などを出すことが可能になる。

ビクトリア州のダニエル・アンドリュース首相は州都メルボルンで開いた記者会見で「こうした権限はかつて行使されたことがない」とし、「公衆衛生上の前例のない緊急事態に直面しているという明確な認識を共有できるよう望む」と述べた。

非常事態宣言の効力はビクトリア州が4週間、首都特別地域は少なくとも1週間続く。

オーストラリアでは300人近くの新型ウイルス感染者が確認されており、当局は急速な感染拡大を憂慮している。

[シドニー 16日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・新型コロナウイルスでマニラ事実上の首都封鎖 初日の検問所には軍も動員、テロ警戒か
・韓国、新型コロナウイルス新規感染が2桁に減少 入国者への対策強化へ
・イタリア、新型コロナウイルス感染者1.7万人超 死者1266人で前日から25%増


20200324issue_cover150.jpg
2020年3月24日号(3月17日発売)は「観光業の呪い」特集。世界的な新型コロナ禍で浮き彫りになった、過度なインバウンド依存が地元にもたらすリスクとは? ほかに地下鉄サリン25年のルポ(森達也)、新型コロナ各国情勢など。
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます