最新記事

人種問題

米バージニア州知事、学生時代に人種差別的な仮装 民主党幹部、一斉に辞任の圧力

2019年2月4日(月)14時30分

米バージニア州のラルフ・ノーサム知事(民主党、59)に対し、民主党幹部議員から辞任を求める声が上がっている。2日にリッチモンドで会見する同知事(左)(2019年 ロイター/JAY PAUL)

米バージニア州のラルフ・ノーサム知事(民主党、59)に対し、民主党幹部議員から辞任を求める声が上がっている。

同知事は、1984年のメディカルスクール卒業時のアルバムに人種差別的な仮装で映っていたことが判明。知事は先週1日、卒業アルバムに掲載された、顔を黒塗りにした人物と白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」の衣装を着た人物が並んで映る写真で、どちらかが自分だと認めていた。しかし、翌2日にこの発言を撤回。当時のダンスコンテストで人気歌手マイケル・ジャクソンをまねて顔を黒塗りにしたことを認めた。

これを受け、連邦議会黒人議員幹部会の会長を務める民主党のカレン・バス下院議員は3日のNBCの番組で「ノーサム知事は極めて不誠実」と批判。「この国の人種を巡る風潮を踏まえると、完全に受け入れられないことだ」と述べた。

同議員はまた、1984年当時は顔を黒塗りにすることがありふれていたとする知事の主張を問題視し、「知事は記者会見の際にマイケル・ジャクソンの物まねを披露しようとするなど、自らの言動の深刻さをまだ理解していない」と述べた。

黒人のドナルド・マクイーチン下院議員(民主党、バージニア州選出)もNBCの番組で、1日に言葉を交わした際に謝罪していたノーサム知事が、翌日になって問題の写真に写っていないと否定したことに「とても驚いた」と述べた。

バージニア州前知事のテリー・マコーリフ氏(民主党)はノーサム知事に辞任を要求。バイデン前副大統領も知事に辞任を求めている。

[ワシントン 3日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプのイラン攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月10号(3月3日発売)は「トランプのイラン攻撃」特集。核・ミサイル開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。アメリカとイランの全面戦争は始まるのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ453ドル安 原油高と雇用
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 4
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 7
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 10
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中